アユタヤ銀行(Krungsri)におけるPC向けインターネットバンキングの「Krungsri Online(KOL)」が、今年の10月1日より、サービス提供を終了するというお知らせがありました。
同行のホームページ上でも、以下のとおり案内されています。
Krungsri Online (KOL) will be discontinued on October 1, 2025
同行は、三菱UFJフィナンシャルグループの傘下ですので、日本語のサイトも存在しますが、なぜか、そちらでは未だアナウンスがないようです。
ただ、日本語サイトの方でも、既に4月の時点で、「Krungsri Online(KOL)の新規受付は停止する」と告知されていましたので、既定路線ということなのでしょう。
Krungsri Online(KOL)は、あくまでもPC向けインターネットバンキングサービスですので、これの代替手段として、モバイルバンキングサービスの「krungsri app」というアプリを使ってくれということで、いわゆる「アプリ寄せ」の動きということが判ります。
よく判らないのが、別の代替手段として、「Krungsri Biz Online」というサービスも案内されている点です。
こちらは、法人向けのPC向けインターネットバンキングサービスのように見えるのですが、登録して使ってみたところ、プラットフォームは、個人向けの「Krungsri Online」とほとんど変わらないように見えます。
こちらのサービス提供も長くはないのかもしれませんが、当面の避難先としては、使えるかもしれません。
「Krungsri Biz Online」は、依頼をせずとも、SMSで勝手に仮パスワードが送られてきており、「Krungsri Online」のIDと仮パスワードを使えば、簡単に登録は可能です。
「アプリ寄せ」は、時代の流れと認識はしていたものの、実際にPC向けのインターネットバンキングサービスの閉鎖という動きに直面したのは、初めてのことで、今後もこの動きが加速していくことを考えると、憂鬱な気持ちになります。
私は、以前からWebを通じたバンキングサービスは、PCを主体に考えており、スマホのアプリは、あくまでも補助的に使いたいというスタンスでしたので、「krungsri app」を使うことはないでしょう。
アユタヤ銀行(Krungsri)に関しては、あらかた資金も引き上げてしまっているため、「krungsri app」を使わずとも、影響はほとんどありません。
それにしても、インターネットバンキングに限らず、ありとあらゆる日常の行動が、スマホの利用に誘導されていく世の流れには、辟易します。
・道を歩けば、歩きスマホをしている連中ばかり
・電車に乗れば、全乗客がスマホ画面を眺めている
そんな風景の不気味さに違和感を覚えるようになったのは、いつの頃からなのかは判りませんが、スマホは、できる限り自身の日常から遠ざけたいと考えている私にとって、生きにくい世の中が訪れつつあります。