HSBC中国における休眠口座(Dormant)への対処方法

HSBC中国では、12か月間動きのない口座は、「休眠口座(Dormant)」という扱いになります。今回は、この「休眠口座」となった場合の対処方法をご紹介します。

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HSBC中国では、10か月間動きのない口座があると、「これから2か月以内に動きがないと、休眠口座になりますよ」という案内が届きます。これを放置すると、合計12か月で休眠口座となり、その口座を利用できなくなります。

HSBC中国の休眠口座が特徴的なのは、これが口座単位で取り扱われることです。

例えば、CNYの口座の他にJPYやUSDの口座も保持しているという場合は、それぞれの口座ごとに対処が必要です。

 

すべての口座内で、1年以内に何らかのお金の動きがあれば問題ないですが、休眠口座を避けるために、何らかの動きを作るというのは結構面倒くさく、「結果、休眠扱いになってしまった。さて、どうしよう」という方も多いのではないかと思います。

 

ところが、実は、一部の口座が休眠口座の扱いになったというだけであれば、これは簡単に解消できますので、今回は、その方法をご紹介します。

 

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  • 「我的账户」メニューから、睡眠扱いとなった口座に表示されている「睡眠账户」ボタンをクリック
  • 赤い「激活账户」ボタンをクリック

 

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  • 確認画面がポップアップされ、そこで「确认」をクリック
  • 上記のとおり、通貨単位0.01がCreditされ、同時に0.01がDebitされる自動処理により解除完了

 

いかがでしょうか?ネットバンキング上で、極めて簡単な処理を行うだけで、休眠口座から復活できることがお分かりいただけたかと思います。

 

休眠状態から、さらに12か月が経過すると、「静止口座(Inactive)」という扱いになり、すべての口座が静止口座になると、支店の窓口に出向いて対処するしかありませんので、休眠扱いになった都度、この処理を行うことで、無理なく口座の維持ができるのではないでしょうか。