【再検証】HSBC香港の「Mastercard® デビットカード」によるセブン銀行からの引き出し

以下のとおり、2年前にも同様の記事をアップしたことがありましたが、日本居住者に対する各種のサービス制限が発動するなか、HSBC香港の「Mastercard® デビットカード」が、引き続き、日本のATMで問題なく使用できるのかを検証してみました。

aisan-bank.hatenablog.com

 

セブン銀行からの引き出しの流れは、前回と変わりません。

今回は10万円を引き出してみましたが、問題なくJPYの口座から引き出すことができました。

前回と同様、ATM側でもHSBC側でも、一切手数料はかかっていません(手数料無料は、PremierおよびPremier Eliteのホルダーのみ)。

 

ちなみに、HSBCシンガポールの同様サービスである「Everyday Global デビットカード」も検証を試みましたが、セブン銀行ATMの画面上は、SGD口座の残高およびSGDからの交換レートなどが表示され、その表現からは、どうみても、SGDを両替したうえでの引き出しになってしまいそうだったため、念のため、引き出しや止めておきました。

おそらく、そのまま引きだせば、きちんとJPY口座からの引き出しになるものと思いますが・・

 

 

あらためて、使い勝手の良いサービスであることを再認識しましたが、日本居住者は、本カードのオンラインやアプリを通じた申請はできなくなっているようですし、今カードを保有していても、カードの更新時期が来た際に自動的に更新カードが送られてくる保証はありません。

このカードの利便性を享受できるのも、次回の更新期限までかもしれないという前提で、考えておいた方が良さそうです。

 

香港では、先月23日に「国家安全条例」が施行されました。

これの意味することについて、ここではくどくど記載しませんが、明確な理由なく邦人がスパイ罪で逮捕されるという大陸と同様のことが、香港でも起こりえるということは、間違いありません。

身に覚えがなくても、香港に足を運ぶことの是非を考えなくてはならない憂鬱な時代です。