以前、中国銀行(Bank of China)のオンラインバンキングを使った国内送金のやり方をご紹介しましたが、海外送金の方法についても知りたいというお声をいただきましたので、今回は、日本への送金方法をご紹介します。
オンラインバンキングによる手続きの方法は、以下のとおりです。
なお、手続きには、「セキュリティトークン」が必要です。
- トップページの「转账汇款」をクリックし、「外币跨境汇款」メニューにある「向境外他行汇款」をクリック
- 流れに沿ってアルファベットで入力
- 「收款银行SWIFT代码」は、送金先銀行のSWIFTコードを入力 ※ここでは新生銀行のコードを入力
- 「収款人帐号」は、送金先の口座番号を支店番号から入力 ※続けて下記画面へ
- 流れに沿ってアルファベットで入力
- 「给收款方的汇款附言」欄に送金の用途・目的を入力記載
- 「请选择安全工具」欄を選択し、最下部の「下一歩」をクリック
- 確認画面に遷移するので、内容を確認し、「获取手机交易码」をクリック
- 登録済み携帯電話のSMSにPWが送信されるので、「请输入手机交易码」欄にそのPWを入力
- 「请输入动态口令」欄にセキュリティトークンで表示されるPWを入力
- 最下部の「确认」をクリックすれば完了
実は、今回は諸々の事情により、送金処理はFinishしていません。
したがって、オンライン上の手続きや流れは、このとおりですが、その後求められるアクションについては、言及が難しいことをご理解ください。
中国は、海外送金については、かなり厳しい規制があります。
原資の出元や納税を証明する書類など、あらためて提出を求められる可能性も十分に考えられますし、内容によっては、送金そのものが否認されることもあるかもしれません。
私自身は、数年前に日本の新生銀行宛に送金をしたことがあります。
その際は、特に書類の提出を求められることもなく、1~2日程度で着金しました。当時、新生銀行は、受取の手数料は無料でしたが、中継手数料として1,500円が控除されていた記憶があります。
今は、かなり環境も変わってきていますので、以前のようにスムーズに事が進むがどうかは分かりませんが、支店の窓口で手続きを行うと、スタッフの知識が不十分なことなどから、手続きに1~2時間もかかるといった話も耳にします。
それに比べてオンラインでは、少なくとも手続きそのものは、簡単に終えることができますので、時間のない方は、まずはオンラインでトライしてみるというのも一つの方法ではないでしょうか。